2013年10月23日水曜日

截金〜その1

 こんにちは、最近台風の発生件数が多いですね。今回は、僕の截金について写真でご紹介します。大学院時代に勉強を始めて今日に至ります。実力は、基本が出来ているくらいです。作業量が足りませんので、手際の良さと作品の質量を充実させると面白くなるかと。

※簡単ですが截金の説明

 金箔を線状あるいは三角や四角状に断ち筆に膠水をつけ貼付けて行く技法です。金箔の歴史は古く、古代エジプトではすでに金箔を製造していたと言われています。他にも殷墟(紀元前17〜11)からも金箔の遺物が出土しています。また、朝鮮半島でも三国時代の百済の遺構である武寧王陵(523年頃)から木製の頭枕が出土しているそうです。が、朝鮮半島の歴史ですからね、今の人たちとは民族が違いますしどこまで正しいか分かりません。日本では、滋賀県の甲山古墳から金糸の切れ端が出土しています。特に仏像や仏画の装飾技術として発展し、平安から鎌倉時代にかけて隆盛を極めました。このような例は他国にないようです。その後は、衰退していきますが現代になり人間国宝の誕生など再び脚光を浴び始め大学の授業等でも取り上げられるようになっています。
 ちなみに「截金」の技法が残っているのは、ここ日本だけと言われています。さらに、日本以外の遺例もそんなにありませんよね。チベット、支那、朝鮮の仏画や仏像には截金は用いられていませんし(莫高窟の唐時代の仏像くらい?しか遺例が残っていないですよね。あれば教えていただきたいですものです)、欧州はサンドイッチグラスだし。精緻さは日本と比べものになりません。

参考文献

日本の美術 截金と彩色/至文堂 
日本の金箔は99%金沢産/北國新聞
截金の人間国宝展/青月社
別冊・截金の人間国宝展/青月社
世界ガラス美術全集/求龍堂 

 以下は、截金の写真をいくつか載せてみました。見た時の衝撃度が全然足りませんからもっともっと実力を上げたいですね。あ〜青い。青過ぎ。




 こちらは以前依頼していただいた仕事の時のものです。先輩画家が曼荼羅の製作をする為大量の截金が必要だったからです。菱形や




 月と空を題材に制作しました。







 「截金と彩色」という本の中にあった図の模写です。鳳凰が3cmくらいです。


 蓮弁を自作して、彩色しました。








 可愛らしく。


 球体は、既製品の木製球体に着色後截金を施してみました。

球体その一


球体その二





菱形入れなくては・・・

 奈良国立博物館蔵「十一面観音像」の部分復元模写です。







 最後までご拝読ありがとうございました。flickrにも作品を掲載していますので是非ご覧下さい。

https://www.flickr.com/photos/107934108@N03/sets/72157640763722514/


 
 截金ガシガシ切ってまいります。え?貼らないの??